【RWC】第2週(9月12日~18日)試合結果&ランキング
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フランス 27 v 12 ウルグアイ
地元フランスが苦しみながらも順当に勝利して2戦2勝とし、プール首位をキープした。
フランスは今春から長期離脱していたFLアントニー・ジュロンシュを主将に抜擢するなど、先週から先発メンバー12人を入れ替えるセカンドチームとも呼べる構成となり、大会初戦で意気上がるウルグアイの力強い粘りに苦しんだが、固いゲーム運びで3トライを挙げ、ボーナスポイントはなかったものの結果としては順当な勝利となった。
ウルグアイは最後まで粘りを見せたがフランスの巧妙な攻撃に力負けした。
ニュージーランド 71 v 3 ナミビア
ニュージーランドがナミビアを圧倒し、11トライ8コンバージョンの71点を挙げた一方、ナミビアを前半のPG1本に抑え、ほぼ完封で快勝した。
ニュージーランドは次週休養週となり、次々週のイタリア戦で決勝トーナメント進出に向けた良い準備の試合となった。
ナミビアは元気なく大差の連敗となった。
サモア 43 v 10 チリ
サモアが初出場チリの挑戦を退け、快勝でW杯2023初戦を快勝で飾った。
サモアは、自慢の強力FWや元オーストラリア代表SOクリスチャン・レアリイファノの正確なPGで得点を積み上げ、先制トライで意気上がるチリを封じて、先週の日本代表戦とほぼ同じ得点差で快勝した。
チリは、前半善戦を見せたが、後半は力尽き、一方的な試合になった。
ウェールズ 28 v 8 ポルトガル
ウェールズが格下ポルトガル相手に苦しんだものの、開幕2連勝でプール首位をキープ、首位通過に向けて順当な勝利をつかんだ。
ウェールズは、7人制の得意なポルトガルの多彩な攻撃に苦しめられたが、前半終了間際にチーム2本目のトライを挙げてポルトガルを突き放し、後半も攻め続けて粘るポルトガルの反撃を1トライに抑えきり、最後は83分のNo.8タウルペ・ファレタウのトライをもぎ取って4トライのボーナスポイントを挙げ、結果として上々の勝利となった。
ポルトガルはホームユニオン相手に実力を垣間見せたが、力及ばず黒星発進となった。
アイルランド 59 v 16 トンガ
世界ランキング1位を持続中のアイルランドがトンガに快勝し、SOジョニー・セクストン主将のアイルランド代表最多得点記録更新(従前の記録保持者は往年のSOロナン・オガーラ)に花を添えた。
アイルランドはトンガの強力FWに五分のブレイクダウンを強いられながらも、要所でSOセクストンのゲームコントロールが冴え、前半で早くも4トライのボーナスポイントを獲得。セクストン自身がトライを決めるなど31対13と前半で勝負を決めた。
元オールブラックスメンバーを擁するトンガは力強いアタックや強力FWで随所に実力を見せたが、ノックオンやオフサイドのミスが目立ち、流れを失った。
南アフリカ 76 v 0 ルーマニア
連覇を狙う南アフリカが、先週のスコットランド戦勝利の勢いを維持して元気のないルーマニアを圧倒し、完封で連勝した。
南アフリカは先発全員を入れ替える布陣で臨んだが、前半から強力なFWを盾に多彩なBK攻撃を仕掛けてトライを量産し、No.8コーバス・ライナーとWTBマカゾレ・マピンピのハットトリックを含む12トライ7コンバージョンの76得点を挙げる一方、消沈するルーマニアの反撃を完封して完勝した。
ルーマニアは元気なく大敗での連敗となり、2週間後のスコットランド戦での巻き返しを期す。
オーストラリア 15 v 22 フィジー
フィジーが南半球の雄オーストラリアをW杯で初めて破る金星を挙げた。
フィジーは序盤から積極的に体を当てていく戦術で前進し、細かなミスが多いながらもチャンスを確実にモノにして点差を広げ、意地を見せるオーストラリアの追撃をかわして快勝。最後はPGを外してボーナスポイントを与える結果となったものの、69年ぶり3度目の勝利を得た。
オーストラリアは直前に主将のLOウィル・スケルトンを欠く苦しい布陣でセットプレーでの圧力を出せず、勝機はあったがペースをつかみきれずに無念の敗退となった。初戦でフィジーを破ったウェールズ戦にW杯初開催依頼続いているプール戦突破の望みをつなぐ。
日本 12 v 34 イングランド
2大会連続のプール戦突破を目指す日本にとって負けられない大一番となったが、不運なトライもイングランドに味方して手痛い敗戦となった。
日本は開始早々にFBセミシ・マシレワを怪我で退場させ、リザーブのレメキ・ロマノラバが想定外の早期登場となったが、5mスクラムをしのぎ切ると一進一退の攻防を繰り広げ、PGで追いすがる展開となった。しかし、ノックオンと思われた前方へのボールのバウンドがヘッドと判定されるなど運も味方したイングランドに得点を重ねられると、戦術にしていたキックパスも精度低く不用意なノックオンなども繰り返して好機を逸し、着実に得点を積んだイングランドにノートライのまま完敗した。
イングランドは、得意のキッキングゲームに持ち込んで強みを生かし、したたかに勝利をつかみ取った。難敵サモア戦を残しているが、決勝トーナメント進出に向けて視界はより良好となった。
総評
プールAでは、フランスとニュージーランドが順当に勝利し、決勝トーナメント進出に近づいた。試合のなかったイタリアは次週、地元フランスに敗れはしたものの高いポテンシャルを見せたウルグアイとの対戦を控え、余念なく準備を進めたいところ。連敗のナミビアはプール戦敗退が決定的となった。
プールBは、世界ランキング1位のアイルランドが力の差を見せつける圧勝で連勝したほか、南アフリカも先週スコットランド戦完勝の勢いそのままにルーマニアを圧倒し、決勝トーナメント進出に大きく近づいた。次週はプール首位をかけたアイルランドとの直接対決を控えており、注目が集まる。試合のなかったスコットランドは、プール最終のアイルランド戦に向けてトンガ、ルーマニアに勝ってチームの勢いを取り戻したい。トンガは力のある所を見せたものの及ばず、苦しい状況。ルーマニアは良いところなく連敗を喫し、プール戦突破は厳しい状況となった。
プールCは先週ウェールズに惜敗を喫したフィジーが巻き返しを見せ、南半球の強豪オーストラリアに初めて土を付けた。残すは格下のジョージアとポルトガルで、油断はできないものの先週敗れたウェールズとオーストラリアの結果いかんで決勝トーナメント進出が見えてきた。オーストラリアは格下と見られていたフィジーにまさかの完敗で後がなくなった。ウェールズ戦の勝利とプール最終ポルトガル戦のボーナスポイント獲得、大量得失点差が必須となり、まずは次週の大一番に向けてしっかりと準備したい。ウェールズはポルトガルに苦しみながらもボーナスポイント付きの勝利と結果としては上出来で、次週のオーストラリア戦に決勝トーナメント進出をかけて臨む。ポルトガルはチームとしての良さを出し切ったが力及ばず初戦黒星となり、次戦ジョージアとの一戦で初勝利を狙う。対するジョージアも敗れたオーストラリア戦から2週間の間隔を立て直しに生かしてこちらも初勝利を狙いたい。
プールDは、日本がイングランドにノートライの完敗を喫したことでイングランドの決勝トーナメント進出が大きく近づいた。試合のなかったアルゼンチンは次週サモア戦での立て直しに向けて余念なく準備を進めており、日本としては、そのアルゼンチンとサモアの一戦をにらみつつ、2週間後のサモア戦に最後の望みをつなぎたい。サモアは初戦チリ戦に日本とほぼ同じ得点差で快勝し、勢いに乗る。次戦アルゼンチンに勝利すれば決勝トーナメント進出が大きく近づくため、死力を尽くした一戦となる。チリは初出場らしい全力の戦いを見せるが、連敗でプール戦敗退が濃厚となった。
世界ランキング(9月18日更新)
| 順位 | 変動 | 協会(国・地域) | レート |
|---|---|---|---|
| 1 | →(1) | アイルランド | 91.82(→) |
| 2 | →(2) | 南アフリカ | 91.67(→) |
| 3 | →(3) | フランス | 90.59(→) |
| 4 | →(4) | ニュージーランド | 87.69(→) |
| 5 | →(5) | スコットランド | 83.43(→) |
| 6 | →(6) | イングランド | 83.24(↑) |
| 7 | ↑(8) | ウェールズ | 80.66(→) |
| 8 | ↑(9) | フィジー | 80.66(↑) |
| 9 | ↓(7) | オーストラリア | 79.00(↓) |
| 10 | →(10) | アルゼンチン | 77.59(→) |
| 11 | →(11) | サモア | 76.19(→) |
| 12 | →(12) | イタリア | 75.63(→) |
| 13 | →(13) | ジョージア | 74.32(→) |
| 14 | →(14) | 日本 | 73.27(↓) |
| 15 | →(15) | トンガ | 70.29(→) |
※ 変動とレートの↑は上昇、↓は下降、→は変動なし